NISAと確定拠出年金、始めるなどちらから?
制度を理解してどちらが自分の目的に合うか整理して判断しましょう。
まずはそれぞれの特徴を把握しましょう。下記は対象となる期間以外の比較になります。
大きな違いは、
- 投資資金が所得控除になるかならないか
- 途中引き出しができるかできないか
ではないでしょうか。所得控除のメリットは下記で計算できます。
https://rokin-ideco.com/setuzei/result.php
一般的には所得税を納めている場合には確定拠出年金の方がメリットが大きくなると思います。
上記サイトで、30歳、配偶者・扶養なし、年収400万円、月の拠出額2万円と入力すると年額36,200円(2020年3月時点)と出てきます。月2万円、年24万円の拠出に対して36,200円税金が返ってくるという事はそれだけで年率15%になります。
ただし確定拠出年金の場合にはこのようなメリットがある反面途中解約ができません。60歳(2020年3月時点での解約可能年齢)まで使わないお金かどうかの確認が必要です(ただし減額は可)。
上記の特徴から考えると、老後の準備資金であれば、まずは確定拠出年金から税制優遇の枠を使っていく。より若い年齢で使う予定の資金であればNISA、という順番で非課税枠を利用していくのがよいのではないでしょうか?