一括投資シミュレーション 2020年4月末

2013年12月末の1000万円を一括投資した場合のシミュレーションです(シミュレーションの前提条件・注意事項はこちらをご覧ください)。

2013年末に投資した1000万円は2020年4月末時点で12,768,138円、前月比913,024円、+7.70%と大幅に反発しました。

ポートフォリオを構成している各アセットクラスごとのファンドの騰落率

  • 世界株式:9.62%
  • 先進国債券(日本除く):-1.94%
  • ハイイールド債券:1.13%
  • 新興国債券:1.95%
  • グローバルリート:6.92%

新興国や格付けが低い会社への今後の影響が不透明なことから反発は小さくなっています。株式については、NYダウ平均は、3月23日の18,591ドルの安値をつけた後、4月末の24,345ドルまで約30%の大幅な反発をしました。

今後大きな破綻、今見えてない不都合な出来事、現在想定している以上の大幅な経済再開の遅れ、が無ければ、コロナショックそのものは底を打ったと見ても良いかもしれません。

ただし、回復の過程で悪いニュースがでてガッカリ安などは今後もたびたびあるかもしれません。

一般に資産運用で成果を得るためには、情報を仕入れて機を見るに敏に上手に動かすこと、だと思われています。勿論これが上手にできるのであればそれに越したことはありませんが現実には難しい、と言うよりも長期に渡り成果を出している人(会社)は世界でも数えるほどしかいないのが現実です。

ここで紹介しているポートフォリオ運用はそれの対極です。ポートフォリオ運用で成果を得るコツは、日々の値動き(欲が出てきたり、怖くなったりします)や日々の値動きの解説や短期的な値動きの予想(もっともらしく聞こえそのアイディアに乗ってみたくなります)などに惑わされず、じっと続けることになります。

ここで疑問が出てくるかもしれません。世の中がこれだけ変化しているのに、じっとしているだけで大丈夫なのだろうか?

もっともな疑問だと思います。しかしながら以下のように考えることもできるのではないでしょうか?

投資信託などを通じて購入している企業自身が、世の中の状況に応じて事業をしているはずだ、と。下表は当シミュレーションで利用している世界株ファンドの組入れ銘柄です。

これらの企業は、日々今後の世の中を見据えて、人々に必要とされる、人々が喜んで利用する、商品やサービスを提供すべく活動をしている、と考えてよいのではないでしょうか?

世界中の企業が商品やサービスの提供を通じて「利益」を上げることを目的として活動しているはずです。そうであれば、これらの企業が成果を出すのを待っていればよい、ということになります。

長期のポートフォリオ運用では、このように考え右往左往しないことが成果を得るために大切だと考えています。