積立投資シミュレーション 2020年10月末

NYダウは月後半に下落

NYダウは10月半ばにはコロナ後の高値に迫りましたが、後半になり欧米でのコロナ感染者の拡大、米国大統領選挙に対する懸念、などを受け値下がりしました。

10/19 410ドル安、10/26 650ドル安、10/28 943ドル安、と大幅安になりました。

9月末の決算を見るとコロナの影響を受けて赤字の企業が多いなか、 •ソニー、9月中間決算最高益 •アマゾン、37%増収の好決算 四半期としては過去最高 •アルファベット(グーグル親会社)の7-9月決算、予想上回る増収

などデジタル化の恩恵を受ける企業では利益を大きく伸ばしていることもわかります。

コロナにより経済全体は停滞を余儀なくされていますが、そのような環境でも各企業は人々に必要とされる商品やサービスを作っていこうとしているはずです。

そうであれば短期的な株価の動きに注目することではなく、企業活動の成果が出てくるのを待つ、という視点が大切になります。

値下がり時にはどう対応する?

欧米では新型コロナウィルスの感染が拡大しています。

米国は一日の感染者数が8万人余りと過去最高に、欧州は各国で外出禁止などの措置が取られています。

再度春のように暴落したら、と心配の方もいるかもしれません。今月はもしそのように大幅に値下がりした場合の対処方について検討してみましょう。

値下がりしたら減額?それとも増額?

リーマンショックの少し前に毎月1万円の積立を開始、値下がり時に、

Aさん:そのまま継続(10,000円で変更なし)
Bさん:4年間減額(10,000円 → 8,000円)
Cさん:4年間増額(10,000円 → 12,000円)

の対応をした場合、それぞれその後どうなったかを見てみます。

利用するのは下記のグラフの商品(実際に日本で販売されている海外株式インデックスファンドのデータを利用)です。

Aさん、Bさん、Cさんの評価額は下図のようになりました。

最終的にCさんの評価額が一番大きくなりました。増額分があるので当然ですが、増額分の96,000円(2,000円×48か月)がどのように寄与したかがポイントです。

値下り時の4年間に増額した毎月の2,000円が30万円以上の差を生み出していたことがわかります。こうしてみると長期の積立投資では値下がりはかえってチャンスととらえるともできそうです。

下落時は怖くなったり、「もっと下がる」といったニュースで不安になり減額をしたくなることもあるかもしれません。

短期の値動きで利益を上げるのが目的であれば場合によっては減額も選択肢になると思いますが、長期の積立投資では増額をすることがより大きな成果を得るためのポイントになりそうです。